皆さんこんにちは。
福島県相馬市を拠点に、仙台市、浪江町で、新築の戸建て住宅やリフォーム・リノベーションなどを手掛けている安藤工務店です。
家は一生ものと言うように、人生においてそう何度も建てるものではありません。せっかく建てるのなら、ずっと住み続けたいもの。今回は、末長く住むためのバリアフリー対策と自然素材を使った家づくりをご紹介いたします。
■過剰なバリアフリー対策をがんばるよりも……⁉︎
家を建てる時にはバリアフリー対策が必須、と言われていますが、過度なバリアフリー対策は必要ではありません。
もちろん余計な段差などは、年代を問わず転倒の原因になってしまうので無くすべきですが、今、お体にご不自由がないのなら、過剰な手すりや車椅子用の水まわり設備などに神経質にならなくても大丈夫。
10年後、20年後あるいは30年後、車椅子が必要になるかどうか、わかりません。もしかしたら使わずにすむかもしれないことに余計なコストをかけるのはナンセンス。
それよりも、今どんな風に暮らしたいか、ということを考えて、自分らしい家づくりを優先すべきです。
ただし万が一に備えて、後々大掛かりな工事を必要としない備えだけはしておきましょう。
■バリアフリー対策はこれだけおさえておけばOK
例えば、いざとなったら手すりをつけられるように、壁の下地には丈夫な建材を使用しておく。最近では手すりをつけずに、腰くらいの高さの収納を設ける方法も人気です。いかにもバリアフリーといった印象を与えずに手すりの機能は果たし、収納もできるので一石二鳥です。
廊下も後から広さを変えると大工事になってしまうので、あらかじめ車椅子が通れるように、ゆったりとっておくとよいでしょう。また足元には、人感センサーで自動点灯する照明をつけておくと安心です。
水まわりも、今すぐにバリアフリー仕様にする必要はありませんが、たとえばトイレを洗面・脱衣室などに隣接させておくと、いざ車椅子を使うことになった場合、洗面室とのあいだの壁を取り払えば、広々と一体的に使うことができます。
■自然素材を使って健やかな暮らしを
健やかな暮らしのためには、健やかな素材を使うことが大切。
安藤工務店は高品質な無垢材の使用に定評があり、仕上げや造作で無垢材をふんだんに使用しています。
無垢の木にはすぐれた調湿性があるので、乾燥しがちな時期は水分を適度に室内に放出、逆に湿度の高い時期は水分を吸収して、快適な環境をつくってくれます。
また適度な弾力性があるため、床に使うと足触りがよいのも特徴です。断熱性もあるため、夏は足元がじっとりとせず、冬は裸足で過ごすという方もいらっしゃいます。
そして木の香りには癒し効果があり、ストレスを軽減させることも実験で明らかになりつつあります。ほかにも消臭・抗菌効果、ダニの防除効果なども示されています。
畳も調湿性・断熱性・クッション性にすぐれた建材です。リビングの一角につくっておくと、お子さんの遊び場として使えるだけでなく、ちょっとお昼寝をしたい時は横になってくつろぐことができます。
ほかにも土などの左官材・和紙など、空間を快適にしてくれる自然素材をふんだんに使用しています。
■末長く住み続けられる家は大工だからつくれる
こうした自然素材を扱えるのは、大工の強み。また住み続けているうちに本格的なバリアフリー化が必要になった時も、大工がきめ細やかにバリアフリー・リフォームのお手伝いをさせていただきます。
大工はかかりつけの町医者のようなもの。お客さまが家のことでお困りになった時に、すぐに頼れる存在です。そして私たち安藤工務店は、そのような大工たちを擁した地域に根ざした工務店であることが誇りです。
お客さまのご要望をすみずみまで反映できるよう、心を込めて設計・施工に取り組み、新築のみならず小さなリフォームから承っておりますので、家づくりで気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。